日々、ちいさな世界の征服

ちいさな自分の“セカイ”を征服していく、シカのブログです。自分の趣味のこと、興味のあることを日々更新中。

《シャン・チーを語る》“テン・リングスの伝説”って結局何を言ってたの?

コイツら、映画内で伝説的なことホントにしてたっけ?

f:id:shikamarusan:20210908205937j:image紋章かっこいいから、バンダナ欲しかった…泣

 

MCUフェーズ4の始まりと言える記念すべき作品『シャン・チー : テン・リングスの伝説』

単独作としても完成度が高いが、これまでの色んな作品(Dr.ストレンジ、インクレディブル・ハルク、アイアンマン・シリーズ、ブラック・ウィドウなど)との関連性を含んだ、ある種のMCUらしい”作品でもあった。


そんな中、私が気になったのは副題の“テン・リングスの伝説”。原題の方でも“Legend of Ten Rings ”なので、日本側の訳は意味まんま。でも今作、明確に何がテン・リングスにとっての伝説なのかわからなかった。

そりゃ副題の意味の深追いなんて、大きなお世話かもしれない。

しかし、気になって仕方なく、毎晩毎晩悩み過ぎて寝れない…というわけではないが、少し気になったので色々考えてみた。

※今回も映画のネタバレ注意です。


①ウェンウーの無双時代が伝説だった説

冒頭でシャン・チーの母イン・リーから語られる“テン・リングス”のお話。

ウェンウーが何世紀も生き続けて、すべてを欲しいままにしたという、まさに伝説なお話なわけで、そんじゃそこらのお父さんの武勇伝とはケタが違う。「おれの若い頃なんて…」などとウェンウーの前で話してしまえばたちまち八つ裂きだろう。


これ割と有力候補なんじゃないか。そりゃシャン・チーが直接絡んでるわけではないけど、“伝説”の中の“伝説”じゃないの。

f:id:shikamarusan:20210908210219j:image赤いバチバチと青いバチバチが印象的なテン・リングスの波動

 

②ウェンウーとイン・リーの出逢いこそが伝説だった説

最強の武器テン・リングスを扱う犯罪組織のリーダー ウェンウーと神話の村“ター・ロー”の守護者だったイン・リーが出逢い、恋に落ちたという、ある意味ロミオ&ジュリエットなストーリーこそが伝説なんじゃないか。

いずれ伝説の戦士シャン・チーを生むことになるという凄いこともなし得ている。これもなくはない。

 

③テン・リングス&ター・ローの決戦こそが伝説だった説

ラストの神話の村ター・ローが世界的な犯罪組織テン・リングスによって進軍され、その姿をあらわにした。そして、魔法動物や不思議な武術を扱う彼らの村が、大昔から人類を脅かす魔物たちを封印し、守っていたことが明かされる。

 

最初争ったものの、最後には魔物を倒すためにター・ローの人々とテン・リングスが手を組み、魔物たちを倒すことに成功した。この出来事が伝説なのではないか。でも、そう捉えると、この戦いでテン・リングスはそんなに活躍してはいないし、どちらかというとター・ローの村の人たちの伝説っぽい…?

 

④やはりシャン・チーへのテン・リングス継承が伝説だった説

これが本命だろう。

強力な武器であるテン・リングスを使いこなした犯罪組織テン・リングスのリーダーであるウェンウーから、その息子であるシャン・チーへと武器の方のテン・リングスは引き継がれ、組織の方のテン・リングスは妹のシャーリンが覇権を握った。

 

武器の方の継承では、見事に魔物を倒す英雄としてシャン・チーが覚醒した転換点であり、これは英雄譚=伝説と言えるだろう。

f:id:shikamarusan:20210910002252j:image原作では全く関係ないので、シャン・チーはテン・リングスなんて使わない…

 

一通り考えてみて思ったのは、副題で言っている“伝説”なのは、組織としての“テン・リングス”って言うのではあまりなさそうってこと

 

どちらかというと血統として母の一族である摩訶不思議な力のター・ローと、名声を手に入れた最強の父の力を受け継いだシャン・チーのオリジンこそが“テン・リングス"の伝説だったのではないか。

 

これについては、公式の見解も聞きたい。

めんどくさいやつですいません💦

 

以上、駄話でした。