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《Disney+》MCU初アニメ『ホワット・イフ…?』ネタバレ総感想

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ども、シカまるです。

いや〜MCU初のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』のS1を完走いたしました。

Disney+で8月初週から毎週配信されて全9話。Disney+のMCUドラマシリーズの中では長い方だった今作は、毎週別の世界線のお話が展開されるので、次はどんなことが!?次はどんなキャラが!?とワクワクしました。

個人的に興奮冷めやらぬ中ではありますが、一話一話感想を書いていきたいと思います!!

先日買ったゾンビ・キャップのオモ写を織り交ぜながらご紹介!!

※もちろんネタバレ容赦なしです。

 

 

1話『もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?』

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個人的に1話らしい1話だったなぁと思います。

MCU世界で最初に認知されたヒーローは、やはりキャプテン・アメリカですし、彼の物語のIFというのは1話に相応しかったです。

ストーリー的に言っても、後述する2話以降のストーリーに比べると正史世界にある意味凄く沿って展開されるので、入りやすかった印象です。

 

キャプテン・カーターも凄くいいキャラでした。元々ドラマシリーズの『エージェント・カーター』で、周囲の人物が抱く、あの時代の女性に対する凝り固まったイメージに苦悩するペギーの姿は観ていたので、余計に彼女がスーパー・ソルジャーになり、快活に闘いまくる姿は観ていて嬉しかったです。

また、細いままのスティーブもペギーのサポートのために奮闘する姿に、彼は超人にならなくても、紛れもないヒーローであるということを改めて認識しました。キャプテン・アメリカのヒーロー的能力は、類稀なる正義感と犠牲心なのですね。

 

あと、ヒドラ・スタンパー超カッコいい。アイアンマンのMark1(最初のコテコテのロボなやつ)を彷彿とさせるビジュアルにローテクな感じ。たまらなかったですなぁ。

 

2話『もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?』

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ブラック・パンサーことティ・チャラを4作に渡って演じていたチャドウィック・ボーズマンが2020年8月28日に43歳という若さで亡くなりました。

それ以来、喪失感からもう一度ティ・チャラが観れる本話を凄く楽しみにしていたのですが、この2話目に出てくるティ・チャラは、今まで見れなかった色々な新たな面を見せてくれました。

 

例えば、正史世界では絶対に集まらないであろうメンツを仲良くさせてしまうという、人望。

クセの強い親父ヨンドゥやロナンの忠実な部下コラスヤンデレだったはずのネビュラ、そして帝王サノスなどを仲間にしてしまい、正史世界で起こったあらゆる未曾有の危機を回避させました。

正史世界では、高貴で知的な王子という印象だったので、あまり

 

3話『もしも…世界が最強のヒーローたちを失ったら?』

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MCU初期に、超人たちを集めるために奮闘していたニック・フューリーの激動の一週間“フューリーズ・ビッグウィーク”アイアンマンとなったスタークの動向をシールドが監視し始め、カルバー大学ではバナーがハルクになって軍隊と大暴れ、ニューメキシコではソーのハンマー ムジョルニアが飛来…という同時多発的なアベンジャーズ集合への道のりが全て上手くいかなかったら?という、MCU世界の根幹となる出来事を真逆にいく、まさにホワット・イフなお話。

…アンド・ヒーローたちを闇討ちする犯人を探す本格ミステリーなお話でとても面白かったです。S1の中で1番好きかも、、、。

 

今回の話のヴィランであったハンク・ピムって、原作では割と不安定な性格で、巨大化出来なくなった自尊心が折れたり、敵になったら、DVしたりとヒーローらしからぬ面が強いキャラなんですよね。

そう考えると本話のピムの闇落ちもだいぶ理解できる…。

 

ラストのフューリーが2人のキャプテンと協力して、ロキの支配下となった地球を救うべく動き始めるラストも希望が見えるのが心強い!!

最終話でもう一度この世界を覗けたのも良かった。

 

4話『もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?』

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これはホントに切なすぎるラブストーリー。

Dr.ストレンジが、こんなに愛の深いキャラだったなんて全然知らなかった。正史世界では、クリスティーンと別れていたということもあって、信頼し合う特別な関係ではあるけど恋人未満な印象だった。

 

そして、本話で気になったのは、クリスティーンを死から救うために何度もストレンジが時間を戻したが、彼女の死を変えられなかったと言う点。

正史世界ではもちろんクリスティーンは存命なわけで。エンシェント・ワンが言っていた、“彼女の死が変えられない絶対点である”ということと矛盾が生じるように思える。また、“クリスティーンの死がストレンジの魔術師としての出発点である”こと、“彼女の死なくしては、ストレンジは魔術師にならないし、ドルマムゥも倒せない”ということ。これも正史世界とは異なる。

 

しかし、根本的に正史世界とこの話の世界の分岐点がもっと昔の古い時点だった場合

この話のストレンジが正史世界とは少し異なった時間を歩んでおり、その中で正史世界よりクリスティーンと円満でい続けられる人物であり、医者としての腕よりも恋人を失う方が痛手だったんじゃなかろうか。

そうなると彼を魔術師にし、ドルマムゥを倒す時間軸になるためには、クリスティーンの死は絶対点だ、、、

じゃあそれって結局、絶対点なの…?

チョット分かんなくなった笑笑

 

これは議論の余地がありそうです…。

 

5話『もしも…ゾンビが出たら?』

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簡潔なタイトルで非常によろしい。

 

待望の『マーベル・ゾンビーズの映像化。MCUに登場した色んなキャラが生存者やゾンビとして登場するなんとも豪華なゾンビ作品。ピーターをはじめ、ワスプオコエバッキーシャロン・カーターアントマンの友人カートまで。普段絡みが一切ないキャラたちが一緒に行動しているのがもはや嬉しい。

次誰が襲われるのかな〜♪♬って不謹慎かつゾンビ映画定番の楽しみ方をしてました!!笑

個人的には、オコエがサムのゾンビを真っ二つにするシーンで、バッキーが平然としていたのが、少し切なかった…。この世界では、『ファルコン&ウィンターソルジャー』での出来事は起こってないから、この二人の絆も"友達の友達"程度なんだよなぁ…と泣

 

ゾンビ映画のあるあるをふんだんに盛り込んでいる時点で、割と原案のマベゾンより好きでした。

 

あの世界の今後が楽しみなラスト。

ピーターとティ・チャラとスコットはあの後どうなったんだろうか…。

 

6話『もしも…キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?』

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キルモンガーってこんなに悪かったっけ…。

 

正史世界でも非常に狡猾で、肉体的にも知能的にも強力なヴィランだったキルモンガー彼の行動原理は父を葬った母国ワカンダを掌握することであり、実際にひとときではあったがその目標を成し遂げた。しかし、今回の彼はより入念に計画し、より大きな目論みで動いていた。

この世界の分岐点はもしかしたら、彼の幼少期の体験か出会いがより強力なものだったのかもしれない。

やっぱり、キルモンガーは末恐ろしい、、、。

 

それにしても、このタイトルって最終的には非常に皮肉が効いてる。だって救ったんじゃなくて殺してるワケだから…。

 

 

7話『もしも…ソーがひとりっ子だったら?』

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まさかまさかの全力コメディ回。

 

マイティ・ソー : バトルロイヤル』以降、顕著になったソーの陽気な一面。それが爆発してるのが本話なわけで。

ロキが弟じゃなかっただけで、こんな可愛いくなるのか。フロスト・ジャイアントのロキとの絡みも好き。GotG系、ソー系など各作品からいろんなキャラが登場してるわりには、パーティに来るアホたちみたいな登場の雑さ加減最高でした。

 

正史世界でも、フェーズ1,2では常識はないし、大酒飲みだったり根明感はあったけど、神様らしい威厳のある話し方で若干のお堅いキャラ感がありましたが、フェーズ3あたりからだいぶコミカルになりましたよね?タイカ・ワイティティのおかげ?

やっぱりちょっとおマヌケなソーは可愛すぎる。

 

8話『もしも…ウルトロンが勝ったら?』

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世界中のネットワークに入り、増殖し続け、あらゆる情報を掴んでしまうウルトロン。彼が計画通り、ヴィジョンのヴィブラニウムの身体とマインドストーンを手に入れていたら…。その計り知れない恐怖を描いてくれた作品でした。

 

正直ウルトロン、強すぎw

 

アベンジャーズ壊滅させられるのは分かるし、世界中の核を発射したり出来るのもわかるが、サノスを瞬殺するのはさすがに引いた笑

 

その後も、圧倒的な数の力で惑星潰しまくって、エゴまで倒しちゃうんだもの、、、。

 

ホークアイの活躍が見れたのも嬉しい。

彼って常人だし、割とドジったり、弱音や皮肉を吐くことが多いのですごく親近感が湧くんですよね。

彼の死に際も、エンドゲームのあのシーンとシンクロしてるのはエモい演出でしたよね泣

 

9話『もしも…ウォッチャーが誓いを破ったら?』

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そして、最終話。

 

予告からなんとなく想像していた通り、各話で登場した世界線のキャラクターたちが集合し、次元間の脅威と戦うわけですが!

ウォッチャーが集めたメンツが非常にアツかったですね‼

  • キャプテン・カーター(1話)
  • ティ・チャラ:スター・ロード(2話)
  • Dr.ストレンジ・スプリーム(4話)
  • エリック・キルモンガー(6話)
  • パーティ・ソー(7話)
  • ガモーラ(未登場)

 

ここに、ウルトロンに滅ぼされた8話目の世界のナターシャが加わり、7名という。素晴らしい布陣。

また、ここで登場するガモーラは、実は制作側の都合でS1からカットされた話の世界線のキャラクターだったようです。サノスに似た鎧を着ていて、尚且つサノスの武器を持ってました。しかもゴツいアーマーを着込んだトニーと行動を共にしていたので、要素モリモリのようです。この話、制作がもう確定しているというS2で公開されるという噂なので今から非常に楽しみですねぇ。

 

話は逸れましたが、この最終話は1時間の長尺でやってくれても良かったんじゃないかなって思いました。展開とか戦闘シーンとかすごくよかったのですが、キャラクターたちの関係をもう少し踏み込んで描いても良かったんじゃないかなと。

本話の中で触れられていた関係といえば、シャロンとナターシャの友情くらいでしょうか。ティ・チャラとキルモンガーとか、ガモーラとソーとか絡ませたら面白そうなのですが笑

 

あと、Dr.ストレンジが凄く頑張っていたのが印象的でした。

4話では安全なる闇落ちをし、一つの世界を破壊してしまった彼が、自身の罪を償うために先陣きって戦う姿に感動しました。やっぱり腐ってもストレンジはストレンジ。

 

そしてどうしても、解せないのは、本話でのキルモンガーの扱い。

仲間からは信頼が得られず、「アイツ信用できない」と見事な伏線を引かれ、途中の戦いで不自然にフェードアウトし、最終的にはインフィニティ・ストーンを奪い、裏切る…。そんでもって、「この石を使えば、人をよみがえらせられる」だなんだと訴えて、結果的にゾラとストーンの取り合いをし続ける小さな世界に閉じ込められちゃう…。

結局、この人何がしたかったんだっけ?ストーン使って何するつもりだったんだっけ?とここら辺がモヤモヤ、、、。

ってか裏切るの前提で仲間に入れたって言ってたウォッチャーの思惑もいまいちわからんかった。

ゾラとキルモンガーがストーンを奪い合い続けてくれれば、悪用されずに閉じ込められるってこと?

そういうことだろう。

そこがぱっと見わからんのよなぁ。

 

まぁ、そこを含めても、普段絡まないような別バースのヒーローたちが集結するというストーリーは最高でした。

 

◆総括◆

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エンドゲーム,スパイダーマン:FFHまでの、23作品というシリーズを世に出してきた今のMCUだからこそ出来る作品だと思いました。

また、アニメ作品というのも、ストーリー面でもキャスト面でも応用が効く良いコンテンツだなと思いました。

 

S2がほぼ決まってるらしいので、今後のMCU世界の拡大も楽しみにしつつ、『“おれの”ホワット・イフ…?』を妄想して日々を過ごしていきます。

ホークアイまでMCUはお休みかぁ〜。

『ホワット・イフ…?』見返しても全然いいな笑笑

 

以上。駄話でした。