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《アメコミをよむ#2》スーパー女子大生ヒロインがイマドキな事件と対峙する『バットガール : バーンサイド』

今回、完読したのは単独ドラマ化が進んでいるDCコミックスのスーパーヒロイン バットガールが活躍するバットガール : バーンサイドです。f:id:shikamarusan:20211128225710j:image

◆前提知識◆

今回も若干の前提知識が必要になるので、少しだけ彼女のキャラクターについて説明しておきます。本名がバーバラ・ゴードンと言い、バットマンでお馴染みのゴードン本部長の娘です。(設定によっては養女)

父親譲りの正義感から、10代の頃からバットガールと名乗り、ゴッサムシティで自警団として活動していました。戦闘スキルはもちろんですが、高い知性の持ち主で、ハッキングなどもお得意という、頭脳派のスーパーヒロインです。

過去にはジョーカーによって、自宅にいたところで腹部を撃ち抜かれ、下半身付随になってしまい、バットガールを降りて、車椅子ながらも持ち前の知性でバックアップメンバー“オラクル"として活動もしていました。

今作では、それらのエピソードが取り入れられた形で若返った新規軸が展開されており、下半身付随がなんとか完治して大学に通いながら別の街でバットガールとして活動を再開している姿が描かれます。

他にも初代ロビンのディックと恋仲になったり、弟のジム・ゴードンjr.がサイコパスだったりと波瀾万丈なキャラクターです。

f:id:shikamarusan:20211129000933j:image◆あらすじ◆

随分と前提知識が長くなってしまいましたが、今作のあらすじです。

心機一転を図ろうと、ゴッサムシティの橋向こうにあるバーンサイドに引っ越したバーバラ・ゴードン。しかし、新生活を始めて早々、火事によって装備一式を失ってしまう。しかも歓迎パーティで大切なパソコンを盗まれたバーバラは、急ごしらえの装備でバットガールとして活動を始める羽目に。若者の集まる流行の発信地に現われた自警団員は瞬く間に人気者になるが、そんな彼女の名声を狙って、新しい敵も現われる……。大学生活とヒーロー活動の両立はできるのか?

    ーーAmazonの[内容紹介]から引用

 

◆感想◆

バットマンやロビン、キャットウーマンなんかと比べると知名度が低いバットウーマンですが、彼女の逸材さを再発見することができました。大規模な通信ネットワークとスパイネットワークを駆使してバットマンやその他のスーパーヒーローたちをサポートしていただけあって、自他共に認める“脳みそがコンピュータ”なキャラクターでした。

そのキャラクター性が大いに映える設定として今作は、ヴィランの犯罪やバットガール自身のヒーロー活動がSNSに関係していることが多く、こういった題材に適しているキャラとして適任と言えます。

例えば、スマホなどの連続紛失事件が起きたり、偽者バットガールが登場し、焦りを感じたバーバラがインスタっぽいアプリで自身の活動をアピールしたり。敵対するキャラも既存のバットマンヴィランは一才出ず、現代風な者やエキセントリックな新ヴィランが登場します。

あと、個人的にバーバラは、落ち着きがあってインテリなイメージだったんですが、今作の彼女は割とドジっ子でお茶目なキャラクターになってます。

変わり者の天才って感じ。

 

バットガールは、現在実写映画化が決まっています。今作が原作として作られたりするのかなぁと思ってましたが、最近公開された撮影初日の写真で“Officer Barbra Gordon(バーバラ・ゴードン巡査)”と書かれた名札が写っていたため、大学生ではなさそう。

少しでも今作のお茶目な天才キャラが反映されていると嬉しいものです。

 

以上

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《アメコミをよむ#1》『スパイダーマン/ファンタスティック・フォー』でスパイディ& FF愛爆発!! - 不毛なツボに恋してる。