《とある長い一日Part.3》エヴァ未見のヤツがゆく“庵野秀明展”【前編】
10月から始まっていたにも関わらず行けていなかった国立新美術館で開催の“庵野秀明展”に満を辞して行ってきました。あらかじめ言っておくと、私自身はエヴァンゲリオンを観ていない人間です。
そして、“庵野秀明”という人物に関して初めて知ったのはドラマ『アオイホノオ』でした。
エヴァンゲリオンをこんな奇天烈な人物が作ったのか…と驚いたことをいまでもおぼえています。
なので、エヴァ観てない私からすると行くべきか迷ってたんですが、この展示、エヴァは一部に過ぎないのです、、、。
そして今回はそんなところも踏まえて、非常に奇妙奇天烈で自由な展示会だった庵野秀明展を前後編に分けて振り返ろうと思います。
この展示会は大きく分けて3部構成。
この3つ。そして入って最初に現れるのは1の『庵野秀明を作ったもの』。
なんの展示会に来たんだっけ?って思うほど凄い特撮関連のものが展示されています。
正直、庵野秀明関係ないやん!って思ったけど、これが後々の展示品を見ると、彼のクリエイターとしての感性を形成したものなのだと気付かされました。去年わたしも観た『妖星ゴラス』のポスター。ちょっとイメージと違う笑
こちらは『メカゴジラの逆襲』のメカゴジラ。
そしてウルトラマンのコーナー。彼自身、ウルトラマンのパロディ作品を撮影するくらい庵野秀明はウルトラマンが好きなんですね、、、。
初代マンのアクションスーツと後ろはジャックの飛行シーン用のスーツ。ジャックの方は使用感があります。
その他にも飛行シーンのミニチュアの初代マンやセブン。そして後ろに覆い被さるかの如くジェットジャガーがいたり。
サンダーバードの1号と2号、特撮系ヒーローのマスクなどが展示されています。ミラーマンとかギリ知ってるラインw
中学生時代の油彩画含む庵野少年の学生時代の作品などなど。この頃から絵が上手いことは一目瞭然。
ここには他にも高校時代に友人と撮った特撮映像が流れていました。
そして大学生になり、遂に『アオイホノオ』にも描かれていた大阪芸大時代の作品などのコーナーに入ります。
島本和彦先生(劇中のホノオモユル)も驚愕した『じょうぶなタイヤ』。粉砕するガラスや部品まで、すごく細かく描いていて、人が書いたとは思えない…。
こちらはオタキングこと岡田斗司夫などを中心に大阪で開催したSF大会“DAICON 3”にて庵野氏が制作したオープニングアニメの絵コンテなど。
『じょうぶなタイヤ』もDAICON3のオープニングアニメも展示会場で観ることができます。
そして庵野氏のウルトラマン愛が爆発した、学生時代の自主制作の実写映画『ウルトラマン』と、その後続でDAICON 4のプロモーションで作成された『帰ってきたウルトラマン』の映像が公開されており、撮影当時の写真や撮影で作られたユニフォームが展示されていました。
ユニフォームのデザインも庵野氏のデザインとのこと。ウルトラマン愛が伝わります。
他にも庵野氏のフィギュアや奥さんの描いているエッセイコミック『監督不行届』も展示されています。
次回は、庵野秀明展の後編。
ナウシカからナディア、エヴァ、シンゴジラ、そしてシン・ウルトラマン、シン・仮面ライダーの展示です。
以上
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