日々、ちいさな世界の征服

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《古代ローマが呼んでいる》東京国立博物館 特別展『ポンペイ』に行ってきた#2

f:id:shikamarusan:20220129091719j:image説明があまりにも長くなっちゃったので、前回から続きポンペイ展の話。

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f:id:shikamarusan:20220129163257p:image今回、二つの会場に分かれています。

後半の第二会場からは、ポンペイにあった住宅(ドムス)を再現した箇所やそこに飾られていた絵画などからポンペイの繁栄の歴史を辿っていく展示でした。

『猛犬注意』f:id:shikamarusan:20220129091958j:image多くのドムスの玄関の床などに犬のモザイクが設置されていたそうです。番犬がいることを示して、家を守るような役割も果たしていたのではないかと言われています。

f:id:shikamarusan:20220129092007j:imageとある家の談話室にはアレクサンドロス大王のモザイクが床に描かれていたそうです。これは教科書でも載ってるもので、さすがに本物は来てませんでした😭

f:id:shikamarusan:20220129092009j:imageこちらはアレクサンドロス大王のモザイクの手前の部屋に飾ってあった水鳥たちのモザイク。ナイル川の風景を描いたものらしく、カバやワニ、ヘビなんかもいます。


『踊るファウヌス』f:id:shikamarusan:20220129092012j:image展示の目玉の一つで、陽気に踊る姿は、ポンペイ展のグッズでも商品化されていました。

お次は、ポンペイ屈指の大邸宅『竪琴奏者の家』を再現したブース。f:id:shikamarusan:20220129092021j:image中庭には、人口の池とブロンズで出来た動物の像で飾られた噴水があったそうです。


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イノシシ、イヌ、シカ、ライオン、ヘビなどの像が展示されていました。

 

『悲劇詩人の家』と言われる家屋を再現したブースでは、『猛犬注意』まで再現されていました。


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絵画も何枚も展示されていて、ギリシャ文化や芸術に精通していた人であったことが伝わります。


そして最後の展示は、発掘作業がどのように変化してきたのかという、発掘作業自体に焦点を当てていました。f:id:shikamarusan:20220129163311p:imageポンペイ遺跡だけではなく、近隣のエルコラーノ遺跡から発掘された石像や家屋の壁に描かれた画などの展示物がありました。f:id:shikamarusan:20220130000857j:image

 

◆感想◆

ポンペイの都市で人々はどのような生活を送っていたのか、どんな芸術文化が発達していったのか、を実際に自分の目で見て、想像させてくれる展示でした。日本はまだ弥生時代ごろなのに、ポンペイの方は公共施設、住宅などがあの時代でこんなに発展していたというのは改めて凄いよな、と身に沁みました。

また、音声ガイドを600円でお借りして、鑑賞したのですが、ガイドを担当している小野賢章さんと小野友樹さんの語るポンペイの日常を切り取った物語を楽しみにながら、しっかり展示品の詳細をしれたので、やはり音声ガイドは必須だなぁと思いました。

唯一残念だったことを挙げるとすれば、石膏像が一体しか展示されていなかったこと…。勝手にもっと観れるのかなぁ〜と思ってたので、また別の機会でどうにか石膏像は観ようと思ってます。

 

以上

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