《映画雑談》大和男児もキュンとなれる恋愛映画5選
最近、キュン足りてますか?
日常に落ちてない、探してもそんじゅそこらじゃ見つからない。若い頃は近くにあったのに…。いや、あったのかな…?笑
そんなキュン。
恋愛映画/ドラマが好きというと、「え〜男なのにぃ!?」と言われることがあります。
何が!何がいけないのでしょうか。
個人的には王子様みたいなイケメンが出てくる少女漫画のような女性寄りの恋愛映画には、私にも抵抗があるものが多々あります。(『ヒロイン失格!』とか『センセイ君主』は面白かった)
しかし、私のような恋愛映画好き男子を救済してくれるような、漢による、漢のための恋愛映画もこの世界には溢れているのです。
ということで、今回は普段は質実剛健な大和男児な男性たちにも、ひと掬いのキュンを届けてくれる恋愛映画を5作ほどご紹介。
プライドと偏見(2006年公開)
・五人姉妹のベネット家の次女エリザベスは、近所に引っ越してきた大富豪ビングリーの開いたパーティに、美人な姉のジェーンらと共に参加する。ジェーンはビングリーからダンスを申し込まれる。しかし、ビングリーの親友であるダーシーは、ベネット家の姉妹に鼻持ちならない言動を取り、エリザベスは彼に反感を持つようになる。それから、ことあるごとに顔を合わせることになる彼らであったが、エリザベスは、ダーシーに対して誤解があったことに気づき始める…というストーリー。
ダーシーという人物は傲慢であり、人に対して辛辣な言動を取ってしまうことが多々ある。しかし、それと同時に非常に不器用な人物で、彼が密かにエリザベスに惹かれていっている、という何ともムズムズするツンデレ描写が堪らない!
19世紀初頭に書かれた作品であるとはいえ、朽ちないツンデレ男子の葛藤は、現代の女性だけでなく男たちの心も奪うはず。
メリーに首ったけ(1999年公開)
・絶頂期のキャメロン・ディアスがミューズを務める下ネタありのラブコメ・ムービー。
イケてない高校生のテッドは、とある出来事から学園のマドンナであるメリーとデートをするチャンスを得る。しかし、ひょんなことからズボンのファスナーがキ○タマ袋を噛んで、病院に搬送されてしまい、しまいには彼女と疎遠になってしまう。
それから10数年後、メリーを忘れられないテッドは、怪しい探偵を雇って彼女を探す。しかし、探偵も彼女もメリーにぞっこんになってしまい、テッドは自力で彼女を見つけ、テッドと探偵、そしてその他のメリーに首ったけな男たちによる、メリー争奪戦が始まる…。
主人公のテッドがことあるごとに不幸に巻き込まれても、初恋の相手メリーを追いかける姿は、滑稽ながらも胸を打つものがあります。また、ヒロインであるキャメロン・ディアスの異常な可憐さに誰もが首ったけになること間違いなし。
恋人たちの予感(1989年公開)
・初対面のサリーとサリーの親友の恋人であるハリーは、ニューヨークへの道中を共にすることになる。根本的な価値観が全く違う二人は、“男女の友情は成立するのか?”という議題で、意見を違えることになる。
ニューヨーク到着後、二人は疎遠になりますが、数年ごとに偶然再会することに。
会う度に言い合いを繰り返していた二人でしたが、段々とお互いに考え方や状況が変化していったことから親友としての関係を築いていくことになる…。
価値観の全く合わないと思っていた二人が、信頼を深める中で、惹かれていくという関係性の変化を、長い年月の中で描いている作品で、序盤で二人が議論していた“男女の友情は成立するのか?”ということを考えさせられる映画です。
こんな関係羨ましい…?
あの頃、君を追いかけた(2013年公開)
・1990年代の台湾。ヤンチャな高校生コートンは、毎日悪友たちとくだらないイタズラをしては先生からも目をつけられる生徒だった。そこで担任の教師はクラスいちの優等生である女子生徒チアイーを監視役として彼の後ろの座席に座らせる。
なにかとコートンに叱咤するチアイーだったが、彼女が教科書を忘れた際に自分の教科書を貸して、コートンが身代わりになったことから、勉強を教える関係になる。
そして、お互いに段々と惹かれ合うようになり…。
台湾の映画で、公開時には大変話題になった作品で、日本でも2018年にリメイク映画が公開されています。(日本版は悪くないですが、個人的には台湾版が最高です♪)
台湾映画なので、過去の台湾の出来事を知らないと若干ハテナな話も出たりはしますが、基本的には非常に観やすい作品です。甘酸っぱい青春の一片、一片が胸に刺さり、ノスタルジックな気持ちになるので、映画を観終わった後の脱力感が凄いです笑
恋しくて(1987年公開)
・画家を目指す高校生のキースは、周囲から変人扱いされていて、心を許せる友人はボーイッシュな幼馴染のワッツだけだった。そんな彼は学園のマドンナのアマンダに叶わぬ片想いをしている。
ある日、アマンダが彼氏とケンカしているところに出くわし、直後にキースは彼女にデートを申し込み、アマンダは彼氏の当てつけのようにキースとのデートを承諾する。
アマンダとのデートに浮かれるキースだったが、彼を密かに思い続けているワッツはそれを快く思わず、彼に対して強くあたってしまう。
しかし最終的に仲直りをして、自分の思いを押し込むことで、彼とアマンダのデートに協力をすることにする…。
80年代の隠れた名作青春ラブコメです。幼馴染に男同然と思って接している男子とそんな鈍感な彼に呆れながらも直向きに思い続けている女子、そして学園中の憧れのマドンナという、王道な三角関係です。
アマンダ役のリー・トンプソンは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のお母さん役で有名な女優さんで、学園のマドンナ役も納得です。その魅力に負けぬ幼馴染のワッツ役のメアリー・スチュワート・マスターソンのベリーショートヘアのボーイッシュさも非常に可憐で、キースが羨ましく思えます。
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こんな感じで古典文学からのツンデレもの、下ネタありのラブコメ、男女の友情と恋心に揺れるオトナの恋愛映画、甘酸っぱさMAXの台湾映画、80年代のキラキラ感ある青春ラブコメ、と多種多様な漢の中の漢たち向けの恋愛映画を紹介してみました。
バレンタインにチョコ一個も貰えなかった人も、この映画たちを観て、元気出して、頑張っていきましょい。
以上
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