《アメコミを語ろう》映画『シャン・チー : テン・リングスの伝説』の感想と“シャン・チーとアイアン・フィスト“
MARVEL界の拳法の達人2人について
『シャン・チー : テン・リングスの伝説』を観てきたので、ネタバレ感想&MARVELの2大拳法マスターであるシャン・チーとアイアン・フィストについてのお話。
映画ヒットのシャン・チーとドラマで活躍アイアン・フィスト
映画のネタバレ、大いにありです。以下、注意。
①『シャン・チー : テン・リングスの伝説』の感想
凄く面白かったです!本作を一言で言うと、“スピーディなカンフーアクションと家族の話を大いに含んだ、ドラゴンボール”。
また今回もぶっ飛んだ世界観の作品が出てきたなぁという感じです。まず“シャン・チー”というキャラクターについては、オリジンとか設定程度しか知らなかったので、ある程度原作を調べたり、読んだりしから劇場に足を運びました。
結果的には、予習の意味ほぼなし!
全く違う世界観、全く知らない登場人物たち、良い意味で予習をさせないストーリーだった。
ヴィラン好きとしては、今作に登場したヴィランたちはみんな好きになった。
まずメインヴィランであるウェン・ウーは意外にも感情移入しやすいキルモンガータイプのヴィラン。
権力に溺れた過去を捨て、家族第一のベストファーザーになったにも関わらず、妻を失いまたもや闇堕ちしてしまう。
よくよく考えるとこういう経緯のヴィランはMCUにはいなかったなぁ…。
レーザーフィストさんの自分の車にでかでかと“RASOR FIST”って書いちゃう辺り可愛いですねぇ。
デス・ディーラーはあの強キャラ感で呆気なくやられちゃう感じ、SWの某賞金稼ぎを彷彿とさせましたなぁ。みんな好き。デス・ディーラーのビジュアルホント好みだった。
そして、また異次元の村が出てきたり、見たことない魔物どもが出てきて、自警団系キャラかと思いきや、Dr.ストレンジ系のキャラであることがわかったシャン・チー。
今後どうMCUで活躍していくのか非常に楽しみ。
昔懐かしのキャラ集合の中にいたシャン・チー氏。この時のコミックの絵は顔がほぼブルース・リーw
②シャン・チーとアイアン・フィスト
そして私は映画を観ながら、アイアン・フィストに想いを馳せていました。
登場時期は同じカンフー・ブームのころであり、同じ拳法を武器としたヒーローで、オリジンの起源はアジアで、なおかつストリート系の自警団という結構似た経緯のヒーロー同士なんですよね。ビジュアルの強さたまらんですねぇ。
正直、アイアン・フィストがNetflixでディフェンダーズ系のヒーローとしてドラマが作られた後、シャン・チーもドラマで登場させるのではないか、と思っていました。
というのも、あまり知名度の高いキャラではなく、近年の派手派手な作品の多いMCUの中では、あまり映画向きとは思えなかったのです。どちらかと言えば、拳が光って壁とかを平気で壊しちゃうアイアン・フィストの方が映画映えな感じがしますよねぇ。
しかもドラゴンから力を得ているわけだから!リアル路線の多い、ディフェンダーズ系メンバーの中では随一ぶっ飛んでました。なんて、思ってたらまさかのシャン・チー映画化w
しかもアイアン・フィストはS2で打ち切りという、個人的にはキャラの大逆転のように感じてしまいました。
実際、公開された映画では特殊な力を使う秘境が出てくることや、ドラゴンが出てきたり、とアイアン・フィストに近いような要素がふんだんに使われており、直近でアイアン・フィストS2を観ていた私的には、アイアン・フィストを映画にしても同じような世界観が観れた気がするなぁなどと思ってました。
結果的に、大成功を収めているシャン・チー。
同じ系統の類友なダニーくんがシャン・チーの続編に出てもおかしくはないと、思っています。(権利も戻ってきてますしね)毎度絵は下手ですが、想像図。
今後、フィン・ジョーンズさんのアイアンフィストがまた観れること、シム・リウさんのシャン・チーが自警団系としてニューヨークなどで活躍する姿が観れることを祈って今日も寝床に着くわけです、、今のMCUに不可能はなさそうだし。
がんばれ、ケヴィン・ファイギ。オタクたちの夢を背負って直走って。
以上、駄話でした。