《遅めの芸術の秋》ゴッホ展行ってきた話
すこ〜しばかり前の話ですが、上野の東京都美術館で行われている“ゴッホ展 響き合う魂 ヘレーネとフィンセント”に行ってきました。
チケットが土日は取れず、平日の仕事終わりに行くことになりましたが、時間を作ってなんとか滑り込み閉館1時間前のチケットが取れました。
ゴッホって、日本でも知名度があるからやっぱ人気なんですよね。(ひまわりとか夜のカフェテラスとか)
自分は、“夜のカフェテラス”が大好きです。
あの暗闇の中で煌々としているカフェテラスの賑わいが凄く好きなんです。
平日の16時半ごろなので、流石に人は少ない…と思ったけど結構混雑してました。写真だと閑散としてるように見えますね笑笑
ただ、中は行列で、スムーズに見れたとは言えないくらい人がいっぱいでした。
内容としては、
序盤がゴッホの作品を多く所蔵しているクレラー・ミュラー美術館の創立者ヘレーネ・クレラー・ミュラーのコレクションが占めており、ミレーやルノワールなどの作品がありました。
私の知っていた作品で言うと、ルドンという作家の描いた『キュクロプス』という絵が展示されていました。この絵、何かの雑誌で紹介されていたのですが、一つ目の巨人が裸婦をニヤニヤ覗き見している不気味な絵なんですよね…。
あとは、スーラという方の『ポール=アン=ベッサンの日曜日』という絵に非常に惹かれました。
中盤からはゴッホの作品となります。
画家を志してデッサンの練習として農業や漁業に勤しむ人々の絵や、パリに出てきてからの鮮やかな絵、病気になってからの絵などあらゆる時代の作品が展示されていました。
初期の作品は、鉛筆などでシンプルに描いているのに非常にリアルで、ゴッホの技巧さを改めて思い知らされました。
あとはデッサンの練習に老人たちを描いていたのも印象的。
病院に入ってからの絵は、彼が居た療養院内やその付近の鮮やかな自然の風景が描かれていて、彼が絵を描くことに穏やかさを感じていたように思えました。
結構な展示品の量なので、1時間内でゆーくりなんて見ることはできず、最後は少し駆け足になりましたが、とにかく見ることができてよかった。
私の好きな『夜のカフェテラス』は、来ていませんでしたが、グッズコーナーにクリアファイルが売っていたので、すかさず購入しました。もう美術館を出た頃には外は真っ暗。
家路に帰る間に、スケッチブックと鉛筆を買って少し絵を描こうと思ったのはここだけの話…。
以上、ゴッホの話でした。