【ネタバレなし】『ザ・バットマン』試写会に行ってきた
DCコミックス大好き人間の者です。
先日、3月11日公開の『ザ・バットマン』の一般最速試写会に行ってまいりました!カッチョええロゴです!
今回は丸の内ピカデリーのドルビーシネマにての上映で、その他にも数日後にはJapan Cerebration Eventにも参加予定だったのですが、急遽都合がつかなくなり、上映会のみ参加させていただきました…トホホ
劇場には、ブログ先頭のスタンディの他に、ポスター2種類とバットマンのマスクと胸のシンボルのレプリカが展示され、写真を撮る人でごった返していました。ベン・アフレックが演じていた1代前のバットマン(DCEU版)がだいぶ布生地っぽく、またマッシブルだったのに対して、今作のバットマンスーツはマスクは革生地のようで、スマートに思えます。(参考写真:DC展の展示品)
◆ネタバレなし感想◆
※ストーリーの根幹に関わることは記載しませんが、ある程度の作中内容には触れますので、一切の情報を入れたくない方はお気をつけ下さい。《ストーリー》
過去シリーズとの違いとして、予告編や前情報の段階からお察し出来る通り、今作は徹底したリアルテイストでダークなバットマン、ゴッサムシティを描いた作品になっています。
それは今までの実写作品の中でダントツであり、クリストファー・ノーラン監督の名作“ダークナイト・トリロジー”すらもファンタジーであったなぁ…と思えるほど笑
例えば、警察が鑑識などを含めて事件現場を包囲している中に、スーツを着込んだバットマンが現れた時の異質感…現実世界にコウモリの仮装をした変態が現れたようにも思えるくらい、“リアル社会にバットマンがいたら?”というような世界観の構築がされていると思います。また、今作のメインヴィランがリドラーであるということから、非常に多くのなぞなぞが仕掛けられ、それにプラスしてリドラーの真の狙いとゴッサムが抱える大きな秘密を解いていく謎解きミステリーの要素が非常に強くなっています。観客側も謎解きを楽しめる作りになってます!
《キャラクター》
活動を始めて2年目のバットマン/ブルース・ウェインが主人公となるため、非常に青臭くて、すぐ衝動的になる危ういキャラクターになっています。(ここはMCUのスパイダーマンに近いかも…)
しかし、“世界最高の探偵”とコミックでは呼ばれるあのバットマンです。頭は非常に切れるので、リドラーから届くなぞなぞを素早く解いていきます。
この衝動的な主人公が、知能犯と推理戦をしていくという構図が、今までの実写化作品史上1番印象強く、バットマンらしいバットマンのように思えました。
他のキャラクターたちも非常にマッチしていて好感しかありません。
キャットウーマンことセリーナ・カイルは、ゾーイ・クラヴィッツがコミックから出て来たのではないか?と言うほどそのまんまのキャットウーマンを演じていて、劇中で現れるたびに衝撃的でした。(参考写真:DC展の展示品)
ゴードン本部長やアルフレッドは、コミックとはビジュアルはある程度違いましたが、それでも根本にあるキャラクター性はむしろブレることなくブルース及びバットマンを支え、時に助言をし、時に叱咤する良きダディ的ポジションのキャラクターでした。
リドラーに関しては、ネタバレに繋がるのであまり多くは語りませんが、明らかにゾディアックを意識したあのヴィジュアルの変化は大成功であると思いました。リドラーがより好きになりましたね…もっとあのリドラーが観たい!!
そして、ペンギンことオズワルド・コブルポットは、演者がコリン・ファレルであることを忘れるくらい別人でしたが、今までの実写作品で1番観たかったペンギンを見せてくれた!と自分は思っています。
私、実はバットマンのヴィランの中でもペンギンが1番大好きで、常々実写作品で活躍するリアルなペンギンが見たいと思っていました。それが観れた!それだけで幸せでした。(参考写真:DC展の展示品)
《全体》
約3時間ある長尺な作品ではありますが、飽きさせることは全くなく、時に激しいアクション、時に脳を使う推理戦が繰り広げられる濃密な作品となっています。
個人的には軽快なアメコミ作品やダイナミックなアクション大作を求めている人より、クライムサスペンスやミステリー好きにハマる作品だと感じました。
また、実際の公開日前には予習コミックの話もしたいかなぁと思ってます。
以上