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《アメコミをよむ#3》“凶悪”ってほど悪じゃない!?『ヴェノム:リーサルプロテクター』

先日『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』観てきました。

単純明快かつ、終始笑いを絶やさない97分間のエンターテイメントでしたよ。いい意味でコミック原作映画らしい作品でした。

 

ということで今日のアメコミは、『ヴェノム:リーサル・プロテクター』です。f:id:shikamarusan:20211204185811j:image一応言っておくとカーネイジは出ません。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(以降ヴェノム2)の原作コミックはまた別にあるので笑

今回これを選んだ理由としては、『ヴェノム2』にて、ヴェノムが自身ことをリーサル・プロテクター(残虐な庇護者)と何度か称していたためです。原作でも彼をアンチヒーローとして紹介するための代名詞になっています。

f:id:shikamarusan:20211214223749j:image

◆あらすじ◆

新聞記者であるエディ・ブロックに地球外の寄生生物シンビオートが取り憑いたことで誕生したヴェノム。

幾度ものスパイダーマンとの衝突を経て、エディはスパイダーマンに対する復讐心を捨て、故郷のサンフランシスコでヒーロー活動を始めようとしていた。

そんなとき、ヴェノムは公園で暴漢に襲われているホームレスたちを助け、彼らを巡る陰謀に巻き込まれていく。さらに、かつてヴェノムに息子を殺された男が、復讐を果たすため組織を作り、ヴェノムを襲撃する!

この一連の騒動を新聞記事で知ったスパイダーマンも事件解決に乗り出すが……。

はたしてヴェノムを待ち受ける運命とは!?

マーベルキャラクターのなかでも高い人気を誇るダークヒーロー“ヴェノム”待望の単独誌!

     ーーShopro Booksの[内容紹介]より

https://books.shopro.co.jp/?contents=9784796877534

 

◆感想◆

ヴェノムとエディが弱きを助け、超メカニックな組織に追われるという、シンプルなお話なんですが、スパイダーマンとの共闘、5人のシンビオートとの戦闘が繰り広げられます。

ヴェノムの逃避行と同時並行で、スパイダーマンがエディの後を追うという形。

敵の組織は正直、あまり印象に残らないようなビジュアルと行動目的なのでピンと来ないのですが、途中からは映画一作目にも出てきた“ライフ財団”(コミックだとライフ・ファウンデーション)も現れます。また、先程言った通り、今作で初登場のシンビオートが登場します。

なんと5体も。

コミック内では名前は出てない記憶なのですが、調べてみると、5体はそれぞれラッシャーライオットファージアゴニースクリームの名前があります。

有名どころでいうと、映画一作目のメインヴィランのライオットと、USJの“アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド”にも登場しているスクリームでしょうか。

スクリームは割りかし活躍場面がありますが、他のメンバーはそこそこというところ笑

今作の見どころはどちらかと言うと、ヴェノムとスパイダーマンの共闘に重きが置かれている印象です。

他には、攻撃を受けてエディが纏ってたヴェノムが弾ける際や、誰かを拘束するためなどにヴェノムを自分の体から剥がしたりする際ではエディのセクシーなシーンが見れます。

誰得かは知りませんが笑笑

とにかく、態度は悪いが義理人情には熱い男エディとヴェノムのアンチヒーローな魅力を堪能したい方には非常におすすめの一冊です。

以上

ヴェノム:リーサル・プロテクター (ShoPro Books) | デイビット・ミケライニー, マーク・バグリー, ロン・リム, 高木 亮 |本 | 通販 | Amazon

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