日々、ちいさな世界の征服

ちいさな自分の“セカイ”を征服していく、シカのブログです。自分の趣味のこと、興味のあることを日々更新中。

《映画感想》コレがゲームの正統実写化映画作品だろ!!『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』

先日、2022年初の劇場での二本立てで観てきました。

1本目はバイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ。密かにずっと楽しみにしていた作品でした〜。f:id:shikamarusan:20220130123212j:image世間では原作ゲームファン、原作ゲーム未経験者、ミラジョボ派、反ミラジョボ派、穏健派、過激派、あらゆるモノを巻き込んで賛否両論の嵐となっています。

今日は、個人的な感想をポイントを絞ってお話ししたいと思います。

※ネタバレありです〜。

 

◆賛か否か?◆

f:id:shikamarusan:20220130143247j:image私は大々賛成派です!

非常に楽しめました。私自身、最初の『バイオハザード』を幼少期に父が夜にプレイしていたのをコッソリ部屋の隅から観ていたので、その幼き日のむにゃむにゃが走馬灯のように思い出されました。
初期のゲームシリーズであるバイオハザード』、『バイオハザード2のホラーアクション要素をしっかりと映画世界に落とし込んだ作品だったと思います。

個人的には、2002年から始まったミラ・ジョボビッチ主演の実写映画シリーズが大っ嫌いで、友人の付き添いでビデオや後半は劇場まで足を運んで観せられていました笑
あのシリーズは、『バイオハザード』の用語やキャラクターを借りた全く違う作品だったのでずっとコレが『バイオハザード』!というのに違和感がありました。1,2作目はゲームの2や3の研究所や町が出てきたのですが、3以降に至っては世界が崩壊してたり…(2のラクーンシティも発展し過ぎてて違う感あるのですが笑笑)
何より、原作と同名のキャラクターたちがファンへの目配せだけのために登場させられている感がとても許せませんでした。原作のある作品を扱うのであれば、もうちょっと愛のある作品作りをお願いしたいなぁ…。
あのシリーズは全体的にポール・W・S・アンダーソン魔改造だと思ってます。

ミラジョボ版が嫌いすぎて文章長くなってしまいましたが、そんな昔年の思いを同じように感じていたであろう製作陣が今作を作ってくれたことは明確です。

 

◆再現ポイント◆

f:id:shikamarusan:20220201114036j:image今回何と言っても大きかったのは、原作をやっている人ならハッとさせられる場所やお決まりのシーンが再現されている、ということ。
場所の点で言えば、バイオハザード』の舞台となる洋館“スペンサー邸”や『バイオハザード2』及びそのリメイクである『バイオハザードRE2』のメインステージとなる警察署孤児院の外観や内観がゲームまんまで登場したりする。セットの都合などで縮尺が若干異なるように思えるところもあったが、ぱっと見出てきた際の衝撃は凄かったです。
撮影スタッフたちの熱量を確かに感じられました。


また、原作のテイストを引き継いだ点で言うと、ピアノを弾くと開く隠し扉やクレアがバイクに跨ったり、ショットガンを愛用したり、要素をあげればキリがらないかも…。
ただ、「かゆうま」に関しては少し思うところがあるので、そこだけ後で触れます笑

 

◆キャラクター改変◆

f:id:shikamarusan:20220130143017j:image今作のミラジョボ版との大きな違いとして、“原作キャラクターの外見だけを似せるようなキャラにしない”と言う点があります。ミラジョボ版は、バイオハザード4のレオンみたいな格好をしたレオンなどのとりあえず出したキャラクターたちのよく分からない立ち位置に毎度泣きそうになりました。
今回は服装こそみな似せていますが、髪型や人種、トレードマークさえ変革されているキャラクターばかりでした。
ポニーテールがトレードマークのクレアは、実用的じゃないという理由で髪を下ろす形に変更していた。また、ウェスカーはまさかのサングラスなしで登場。まぁこれはまた今後の伏線になるという凄くいいポイントだったと思います。


また、ビジュアルだけでなく、キャラクター性もだいぶ変更がありました。例えば、クリスとクレアには孤児院で育ったバックグラウンドが加えられ、クレアはそこでの出来事から街を離れて、あなたも疎遠になっていたという関係性になっていました。原作では深くは語られてはいませんが、両親は他界しているものの、孤児院で育った設定はなかったと思われるし、兄妹関係も基本的には良いです。
また、レオンには同僚を誤射したが警察上層部の父によって揉み消されたが、ラクーンシティに飛ばされたという設定が加えられ、クールな皮肉屋なキャラから若干ジョークを言ったり、少し間抜けさのあるコメディリリーフポジションになっていました。コレに関しては、原作の『バイオハザード2』で、彼女にフラれてやけ酒した結果、ラクーン市警勤務初日に大遅刻をしたという彼の設定に近しい部分を感じます笑笑
また、S.T.A.R.S.のクリス、ジル、ウェスカーに関しては、まさかの三角関係!!?というびっくり改変!ジルを密かに思うクリス、それに気づかずにウェスカーを慕うジル、そしてそれらをつゆ知らずに裏切りを画策するウェスカーという凄い構成図。原作は背景があまり見れなかったり、いち操作キャラになっている彼らに親近感が持てるような設定になると思います。
これらは、いちゲームのシナリオであるフラットなキャラクター関係とストーリーに大きくドラマ性をプラスさせている、映画らしい改変だと思いました。

 

◆ストーリー改変◆

f:id:shikamarusan:20220130143324j:imageストーリーは大まかには変わっていなくて、むしろ前述したキャラクターたちにバックグラウンドがプラスされたことで改変はありました。
大きな変化と言えば、ゲームではスペンサー邸で起こった洋館事件と、その2ヶ月に発生したラクーンシティ壊滅事件が、映画では同時並行で発生し、最後にはそれが繋がるという点でしょう。
人気キャラである主人公たちクリス、ジル、クレア、レオンが集まるという点は凄くアツい点でした。
また、クリスとクレアが孤児院で世話になっていたのが、ゾンビウイルスであるT-ウィルスの開発者であるバーキン博士であり、ラストにはクリスとクレアが彼と対峙する構図になるというのも良いなぁと思いました。
キャラクターの改変という意味に近しいかもしれませんが、ゲームではモンスターとして登場するリサ・トレバーが主人公クレアを守ったり、手助けをしてストーリーを進ませるのは大きな改変だったと思います。悲しい過去を持つモンスターでしたが、ストーリーにここまで絡むキャラクターに変化されるとは思いませんでした。まさか、リサ・トレバーvsリッカーを観れる時代が来るとは、、、!

 

◆引っかかったところ◆

f:id:shikamarusan:20220201202414j:image大々賛成!と言いましたが、両手をバンザイして映画として完璧だったか?と言われたらそんなことはない!とは思います。
気になったところでいうと、ゾンビ映画ではあるもののゾンビが暴れ始めるまで若干長く、少しだれている印象は受けました。ドラマ性補強で、真相を追うクレアやラクーン市警の人々の人間関係を描いたりしている時間は少し長めに取られていたようです。それゆえに洋館でのS.T.A.R.S.の戦いやクレアとレオンの闘争劇は急ピッチで進められたように感じられました。


また、先程少し書いた通り、原作『バイオハザード』で登場したワード“かゆうま”に関しては、唐突の登場で、なんか無理やり入れた感がありました。あの“かゆうま”を窓に書いたお隣の奥さんは何がしたかったのでしょうか…。


もう一点気になったのは、ラストです。
ラスボスを倒し、トンネルから脱出したクレアたち生存組が歩いてくるカットで映画は終わります。そしてエンドロールの合間にクレジットが入り、死んだはずのウェスカーがエイダによって蘇生されるシーンが描かれました。ストーリーの今後を予感させるシーンだったのですが、それに対して、先程のクレアたちの脱出後のカットは妙にアッサリしていて、B級映画感を感じてしまいました。キャラクターたちの心情が聞けるセリフやドラマ性を最後まで強くして欲しかったかなぁと思いました。

 

◆今後の期待◆

f:id:shikamarusan:20220201202533j:image今作で終わってほしくないっ!!と思う気持ちが強いので、ここからこのリブートシリーズが、どう展開されていくかを色々考えています。
次回作の題材としては、今作が1,2を描いたストーリーなので、2と同時並行で描かれたバイオハザード3 ラスト・エスケープ』バイオハザード:アウトブレイクは望み薄に感じます。
ちょうど良い作品でいうと、ラクーンシティ壊滅事件後のクリスとクレアが主人公となるバイオハザード:コード・ベロニカ』は実写化の可能性が高いように感じます。(なにより『〜:コード・ベロニカ』のアシュフォード兄妹も登場してましたしね笑)


また、やはり人気作のバイオハザード4は今後実写化してほしい一作。しかし、今作のレオンが原作より若干ヘタレで頼りないため、『バイオハザード4』で描かれた合衆国のエージェントになっている姿とギャップがありすぎて、尚早な気はします。一作挟んで実写シリーズ3作目でちょうど良いかもしれません!
それにしてもウェスカー含めて今作のキャラクターたちが全員どうなるのかは描いて欲しいので今後のシリーズ化は非常に期待しています!f:id:shikamarusan:20220130123957j:image珍しくグッズも買っちゃいました。R.P.D.及びS.T.A.R.S.のライト…かっこいい✨

以上

 

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《古代ローマが呼んでいる》東京国立博物館 特別展『ポンペイ』に行ってきた#2

f:id:shikamarusan:20220129091719j:image説明があまりにも長くなっちゃったので、前回から続きポンペイ展の話。

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f:id:shikamarusan:20220129163257p:image今回、二つの会場に分かれています。

後半の第二会場からは、ポンペイにあった住宅(ドムス)を再現した箇所やそこに飾られていた絵画などからポンペイの繁栄の歴史を辿っていく展示でした。

『猛犬注意』f:id:shikamarusan:20220129091958j:image多くのドムスの玄関の床などに犬のモザイクが設置されていたそうです。番犬がいることを示して、家を守るような役割も果たしていたのではないかと言われています。

f:id:shikamarusan:20220129092007j:imageとある家の談話室にはアレクサンドロス大王のモザイクが床に描かれていたそうです。これは教科書でも載ってるもので、さすがに本物は来てませんでした😭

f:id:shikamarusan:20220129092009j:imageこちらはアレクサンドロス大王のモザイクの手前の部屋に飾ってあった水鳥たちのモザイク。ナイル川の風景を描いたものらしく、カバやワニ、ヘビなんかもいます。


『踊るファウヌス』f:id:shikamarusan:20220129092012j:image展示の目玉の一つで、陽気に踊る姿は、ポンペイ展のグッズでも商品化されていました。

お次は、ポンペイ屈指の大邸宅『竪琴奏者の家』を再現したブース。f:id:shikamarusan:20220129092021j:image中庭には、人口の池とブロンズで出来た動物の像で飾られた噴水があったそうです。


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イノシシ、イヌ、シカ、ライオン、ヘビなどの像が展示されていました。

 

『悲劇詩人の家』と言われる家屋を再現したブースでは、『猛犬注意』まで再現されていました。


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絵画も何枚も展示されていて、ギリシャ文化や芸術に精通していた人であったことが伝わります。


そして最後の展示は、発掘作業がどのように変化してきたのかという、発掘作業自体に焦点を当てていました。f:id:shikamarusan:20220129163311p:imageポンペイ遺跡だけではなく、近隣のエルコラーノ遺跡から発掘された石像や家屋の壁に描かれた画などの展示物がありました。f:id:shikamarusan:20220130000857j:image

 

◆感想◆

ポンペイの都市で人々はどのような生活を送っていたのか、どんな芸術文化が発達していったのか、を実際に自分の目で見て、想像させてくれる展示でした。日本はまだ弥生時代ごろなのに、ポンペイの方は公共施設、住宅などがあの時代でこんなに発展していたというのは改めて凄いよな、と身に沁みました。

また、音声ガイドを600円でお借りして、鑑賞したのですが、ガイドを担当している小野賢章さんと小野友樹さんの語るポンペイの日常を切り取った物語を楽しみにながら、しっかり展示品の詳細をしれたので、やはり音声ガイドは必須だなぁと思いました。

唯一残念だったことを挙げるとすれば、石膏像が一体しか展示されていなかったこと…。勝手にもっと観れるのかなぁ〜と思ってたので、また別の機会でどうにか石膏像は観ようと思ってます。

 

以上

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《古代ローマが呼んでいる》東京国立博物館 特別展『ポンペイ』に行ってきた#1

上野の国立科学博物館でやっていたミイラ展、遂に観に行くことが出来ませんでした…。年末年始時間を作らなかった、、、。チケットも中々取れなかったですねぇ…。

そんな私でしたが、今度こそはどうしても観たい展示がありました。それが特別展『ポンペイです。f:id:shikamarusan:20220124225359j:image予約開始時から確実にチケット取ったろぉ、って意気込んだので今度こそは取れましたね笑

場所は、上野にある東京国立博物館。博物館や美術館、動物園、図書館、芸大などの文化や発見に富んだ上野公園の中心のような存在感があります。f:id:shikamarusan:20220124225402j:image思えば、国立科学博物館上野動物園国立西洋美術館などの上野恩賜公園の施設ってほとんど行ったことがあったのですが、東京国立博物館って一度も入ったことなかったんです…💦

展示が子どもより大人向けだったからだと思いますが、その外観からずっと気になってました。(映画『GANTZ』でも出てたし笑)

f:id:shikamarusan:20220127182556j:image実は私、大学生の頃の卒業論文のテーマが古代ローマ時代の生活文化”だったんです笑
なので、少しはポンペイについての知識がありまして笑笑

だからこそ、アレが見たい!コレが見たい!と思うものがいくつもあって、現地にもいつか行きたいのです。f:id:shikamarusan:20220127182541j:image一応知らない方の為にポンペイについて説明すると、ポンペイ古代ローマ帝国の都市の一つで、場所でいうと現在のイタリア ナポリ近郊にありました。しかし、紀元後79年に付近のヴェスヴィオ火山の大噴火により、火山灰などの噴出物によって飲み込まれてしまいました。都市に住んでいた多くの人々が命を落としました。そして、この都市が後世に名を残す所以となったのがこちらの展示物。f:id:shikamarusan:20220127182031j:image私がずっと生で見てみたかったモノです。

一見、ミイラや人形のように見えます。

こちらは火山灰に飲み込まれて命を落とした人の肉体が腐敗して、その空洞になった箇所に石膏を流した像です。なので、厳密にはヒトではないのですが、人が死の瞬間の姿そのものなんです。

この展示会の凄いところは、この目玉とも言えるような石膏像を頭で見せるということです。展示会は、最初の序章にポンペイの都市で起きた大噴火の事件について触れて、そこからポンペイという都市がどのような都市だったのか?火山灰に飲まれる前は人々はどのように暮らしていたのか?火山灰の中からどれだけのものが発見されたのか?ということを掘り下げていく内容でした。f:id:shikamarusan:20220128125338p:image他の博物館や展示会同様に、日時指定チケット制でしたが、やはり土日で知名度の高さもあって、会場は結構混んでいましたね。

 

第1章はポンペイの街の施設やインフラについてです。f:id:shikamarusan:20220128215630j:imageポンペイの街の風景を描いた絵画からは、当時の街中の活気が伺えます。f:id:shikamarusan:20220128221212j:imageこちらは水道のバルブ。ポンペイは、水路も設置されて、水の利用も可能となったインフラの整った都市だったんです。


お次は娯楽。ポンペイでは、他の古代ローマ帝国の都市と同様に劇場や闘技場での催し物が一番の娯楽となっていました。

コチラの2体の像は、男女の俳優たちの像。f:id:shikamarusan:20220128215558j:image劇場では喜劇や悲劇などが上映されていたそうです。自分も観てみたいなぁ…って思うものです。


そしてもう一つの目玉。闘技場で行われる奴隷や猛獣などの命懸けの闘い。ポンペイでは、ヴェスヴィオ火山の噴火の20年前にとある事件でローマ帝国中で有名になってしまったそうです。

それが、観客間で起こった乱闘事件。観客のポンペイ人と近隣都市のヌケリア人が応援する奴隷の野次の飛ばし合いから乱闘になり、大勢を巻き込んだ流血の乱闘事件に発展してしまったそう。

サッカーとか野球でも時々乱闘とか野次とかの話とか聞きますが、流石にコレはヤバそう笑笑f:id:shikamarusan:20220128215554j:image

 

2章では人々が社会の中で、どのように活躍や教養を磨き上げてきたか、が展示されています。

上流階級の人々は、その富裕さに等しいギリシャ文化の教養を身につけることを重んじていたようで、その一環として、パピルスでできた巻物やトロイア戦争などをモチーフにした絵画を壁に書いていたそうです。

f:id:shikamarusan:20220128235949j:imageただ裕福でいるだけでなく、しっかりと学びを大切にしてるのは、見習いたいものです。

まぁ、まずは稼いでから言え、という話なんですが笑笑

一方、ポンペイでは女性もあらゆる場で活躍を広げていました。裕福な女性たちは毛織物業なとで商業活動を行ったり、自身の邸宅の部屋を賃貸していたりなど、表立って才覚を発揮していっていたそうです。f:id:shikamarusan:20220128220742j:image現在ではもちろん当たり前のことではありますが、少し昔の色々な国の歴史では、女性の地位軽んじられていることもあったため、先進的だったと感じました。

 

3章は食文化に関する展示です。


f:id:shikamarusan:20220129001529j:image

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ヒルのケーキ型、仔ブタ形の錘、目玉焼き器(丸パン焼き器とも言われている)などの料理で使うような製品なども形に遊び心が感じられます。これで料理を作っていた姿が気になる、、、。

しかし、ポンペイないしは古代ローマでの主食は何と言ってもパン!


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街中にはパン屋が30軒ほどあり、その人気さが伺えます。なんだかパンが食べたくなってきたなぁ…そんなことを思っていると。
火山灰の埋もれた中から出てきた、酸化したイチジク、干し葡萄、キビ、そしてパンなどが展示されていました。真っ黒なそのビジュアルはインパクト絶大。f:id:shikamarusan:20220129001209j:image特に炭化したパンは、グッズとしてクッションやボーロが作られるくらいの人気。

買うかマジで迷いました笑

 

ここで展示の前半がおわりになりました。f:id:shikamarusan:20220129010154j:imageじつは後半も引き続き展示スペースがあるんです。

そのお話はまた後日。

 

以上

 

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《MCU》『The Infinity Sagaウエハース』完食した

ちょうど1ヶ月くらい前の年始早々の1月3日、我が家に一つの箱が届きました。送り主はプレバン(プレミアムバンダイ)。プレバンに何か予約なんてしたっけ…、

まさかディケイドのCSMライダーカードセットでも寝ぼけてるうちに頼んでしまったか…と思いましたら、、、違いました笑笑f:id:shikamarusan:20220124182323j:image『MARVEL STUDIOS THE INFINITY SAGA ウエハース』でした。確か頼んだのはだいぶ前。かすかに記憶がありました笑笑

前回発売した時に、一瞬でコンビニやお菓子売り場からその姿を消してしまい、私は完全に買い逃してしまったのです…😭

前回の悔しさから、今回は完全に逃さず買ったろ!っと思い立って大人買いですよ。いい歳こいてウェハース20枚入り。f:id:shikamarusan:20220124182328j:imageお菓子売り場で見かけるこのショーケースモードにすると気分は非常に上がります。f:id:shikamarusan:20220124182332j:imageさすがに少しは体重のこととか健康のことに気を使うようになってきているので、1日1枚食べるくらいのペースで行こう、と思い立って、20日が過ぎました。

f:id:shikamarusan:20220124205423j:imageそして、最後の一枚まで食べきったのでした…。ココア味のウエハース。すごく美味しかった…。カードのことを忘れるくらい美味しかったですねぇ。子供の頃以来、久しく食べてなかったので余計ハマりましたね。

まぁ、全部開け切ったからせっかくなので、何が出たか書いてきますね。

ちなみに全部で27種類で、1箱20枚入りなので、どうしても揃わない形になってしまいます。

『アイアンマン』〜『アベンジャーズ:エンドゲーム』の作品ポスターとアベンジャーズ初期メンの個人カードがあるようです。スパイダーマンは権利関係上ないっぽいですね。(ハルクも作品ポスターはない)

 

まずは、アベンジャーズ初期メン系。f:id:shikamarusan:20220124183112j:imageアイアンマンキャプテン・アメリカは作品&キャラカードを揃えることが出来ました!

しかし、マイティ・ソー・シリーズは、まさかのマイティ・ソー:ダーク・ワールド』だけでした…泣

ソーのシリーズは、1作目マイティ・ソーと3作目マイティ・ソー:バトルロイヤル』MCUの中でも好きな方なのですが、よりにもよってMCUで2番目に楽しめなかった作品という…(ちなみに1番乗れなかったのは、アントマン&ワスプ』)

ホークアイハルクのキャラカードは手に入ったので、まぁ良し良しというところ。
お次はアベンジャーズのポスター。f:id:shikamarusan:20220124183123j:imageアベンジャーズ』『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』の2作はゲット。アベンジャーズ:エンドゲーム』のやつは、見たことないポスターだなぁって思ったら、ポスターカードじゃなくてキャラカード枠の集合カードでした。まぁラッキーっちゃラッキーなのかな?
お次は追加ヒーローたち。f:id:shikamarusan:20220124183118j:imageアントマン2作やガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』『Dr.ストレンジ』『ブラック・パンサー』キャプテン・マーベル。ここの枠は足りてないのは、私が1番好きなMCU作品ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーvol.2』という…😭

ここは悔しい…。

さて、作品ポスター的に言うと…。f:id:shikamarusan:20220124204558j:imageまぁザックリこんな感じかな。写真撮った時はインクレディブル・ハルクがノーカウントなのとか、アベンジャーズ:エンドゲーム』のポスターと思ってたカードが混じってて混沌としてます。
ゲットした全部のカード20枚は最終的にこうなりました。f:id:shikamarusan:20220124204555j:image一枚も被らなかったです。被ったら誰かにあげよう〜なんて思ってましたけど、余らなかったのであげません。

そういう意味では非常にラッキーでした笑

しかし、MCU内でマイ・トップ10に入るマイティ・ソー』『マイティ・ソー:バトルロイヤル』『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーvol.2』がゲット出来なかったのは凄く悔しい…。

 

まぁ、ウエハースが食べれて、カードが集められたのなら、幸せに思うべきだろ。

絶対体重増えたわ、ばかやろ。

 

以上

 

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《最近思うこと》エモさ重視の二次創作的な映画ばかりな映画業界

※『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレがあります。未鑑賞の方はご注意下さい。

 

先日公開されたスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(以降、NWH)は、私の映画人生・アメコミ人生の中でも1番の衝撃、1番心揺さぶられたアメコミ映画でした。ですが、今作を観終わった数時間後に凄く不気味な感覚に襲われました。
“自分は何を観ていたんだろう”、“アレって映画として良かったのだろうか…”
こんなことがぐるぐると頭の中を駆け巡りました。


NWHは、2002年〜2007年のサム・ライミ監督のスパイダーマン・シリーズ2012年〜2014年のマーク・ウェブ監督のアメイジングスパイダーマンのシリーズのキャラクターと設定をふんだんに取り込んだ作品でした。前2シリーズを観ていた世代にはたまらないシーンがてんこ盛りで、終始興奮出来たと思います。
でも、ストーリーをよ〜く考えていると展開のほぼ全てが、前2シリーズを観ていた人への目配せと、今後のスパイダーマン作品含むMCUの世界観の拡大のためのご都合主義的でした。
前作スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(以降、FFH)のラストの展開から、制作サイドでは色々な企画会議が繰り広げられたかと思います。
しかし明らかに途中から、出したい要素を上げていってそれに合う形に脚本を作ることを意識していたと思います。それは以下のようなこと。


デアデビルを今後MCUに出したいので出す。
・2人のスパイダーマンを出したい。
・あの名言を出したい。
・コミック『ワン・モア・デイ』を下敷きに
 スパイダーマンの設定を軽くリセットしたい。
・ヴェノムをMCUに取り入れたい。
・過去スパイディと過去ヴィランの絡みを出したい。
・過去作のグウェンの死とゴブリンの死を組み込みたい。
マルチバースの要素を入れたい。


それゆえに主人公のピーターDr.ストレンジは本当に自業自得なことばかり、ヴィランたちは過去から来てるのに2人のピーターは歳を取ってる、ヴィランたちを治療して結果元のバースに戻ったら意味ないのではないか、ヴィランたちを捕まえなくてもあの箱は起動出来たんじゃないか、などなどスターウォーズ:最後のジェダイ並みの右往左往感。
観ている間も疑問符が頭をよぎっていたのは確かです。


でも、よくよく考えてみるとそんなのは今作に限ったことじゃなくて、ここ最近の映画業界の多くの作品がら抱えている問題のように思えます。
と言うのも、近年ハリウッド大作と呼ばれている作品のほとんどは以下のものに該当すると思います。


・過去にヒットした作品の続編
・過去にヒットした作品のリメイク、リブート
・過去にヒットした作品の序章やスピンオフ
・アメコミやアニメ作品などの原作がある作品


上記4つが多く占めている理由は3つあると思います。まず、MARVELおよびDisney作った、ユニバース作品やみんなが知っているアニメ作品の実写化が、必ずその固定のファン層+ある程度その人気や良さを知っている人を客として取り込めることが分かったからです。
どんなに有名な俳優を使っても、映画が好きな人以外はそんなに映画を観に来てはくれません。
だからこそ、元々の知名度やファン層で集客が望める作品が増えたのです。


また、原作があるものが起こす2つ目の利点として、ストーリーの考察が盛り上げてくれるという点です。原作のファンたちは、リメイクやスピンオフなどがどういった改変をしてくれるのか、どのように原作に繋がるのか、などを考えて、作品に対する期待度を高めて、ネット上で盛り上げたりしてくれるのです。もちろん、これによって製作側の作品を作るハードルは上がりますが、これも3つ目の点で補えます。


3つ目は、原作ありきでエモい展開が作りやすいからです。たかが1時間半や2時間の作品単体で、心を揺さぶったりするのは難しいことだと思います。だからこそ、名作は名作なのです。しかし、原作があるものは、原作の展開を裏切ったり、原作の要素を出すことでファンが待っていたものを提供することができるのです。
例えば、NWHでは、アンドリューのピーターが、『アメスパ2』時の恋人グウェンを救えなかったことが心の傷となっていると語り、映画終盤で同じ展開でMJを救出します。これ、アメスパ2を観ている人と観ていない人では感動の度合いが100 or 10くらい違うと思います。次に公開が予定されているMCU作品『Dr.ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』は、NWH以上に過去作(ファンタスティック・フォーX-メン)の要素をふんだんに使った作品になるのではないか、と噂が飛び交っています。


これらの作品作りの典型的な例としてスターウォーズ』ep.7〜9が挙げられると思います。企画が見切り発車で始まったのか、と思うほど作品ごとに右往左往する筋書き、昔のキャラが出てきては退場する展開、意味深だけど意味がないラストシーンなど。ep.7はファンメイドを観ているかのような気分でした…。
あんまり言うと7〜9好きな人に怒られそうなので辞めます…ただ個人的には残念でした。

 

このように、昨今のハリウッド大作映画は、全くの新作ではなく、二次創作(本当は一次創作の非公式の派生作品を指す言葉)的な作品の大量生産が主流になってきています。
そういう時代だ、と言ってしまえばそんなことなんですけど…。新しく惹きつけてくれるような映画作品、新シリーズが製作されることを楽しみにしてます。


以上

 

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《父が生まれた日》誕生日にはヴィレッジピープルを

先日、父が誕生日を迎えました。毎年、両親の誕生日と父の日、母の日には、それぞれ父と母にプレゼントを渡していますが、毎回その度に悩みます。

値段が高いからといって本人にとってホントに欲しいものかはわからないし、かと言って、欲しい!と言ってるものは安過ぎたりしていてプレゼントっぽくなくてイマイチ…。

むかし、私が中学生の時に、家族みんなにバースデーブックという、誕生日の日付の色んな情報が載っている本をプレゼントしました。でも、父はあんまり興味がなかったらしく、父にプレゼントしたバースデーブックは、数ヶ月後に埃をかぶってベッドの隙間から見つかりました。かなりショックでした笑

なので、それ以降は自分だったら嬉しい、と思うものではなく、貰う人がホントに欲しいものしか渡さない!と心に決めました笑笑

そんな父の誕生日。何を買うか決めていました。f:id:shikamarusan:20220120211755j:imageアメリカの男性6人のヴォーカルグループ“ヴィレッジピープル”のベストアルバム。ゲイ受けを狙って作られたグループだったようですが、途中から王道なポップスに路線変更したことで、名曲を生み出してきた伝説的グループです。

父がむかしから欲しいけど買ってないな〜と言っていたので今年こそプレゼントしようと考えていました。f:id:shikamarusan:20220120212511j:image彼らって元気の出る曲ばかり作ってるんですよね。「こんなグループ知らねぇよ」って思っている人もいるかもしれません。でもYouTubeとかで調べたら多分驚きますよ、知ってる曲が多過ぎて笑笑

例えば『Y.M.C.A』は、日本の最強アイドル西城秀樹の言わずも知れた代表曲『YOUNG MAN』の原曲。『YOUNG MAN』“YMCA”ってなんじゃろ、って思ってたけど、調べてみたら、キリスト教青年教会(Young Men's Christian Association)”を意味してるらしいですね。詳しくは調べてみて下さい笑

他にもマッチョな人がテレビに映るとよく流れる、“マッチョ、マッチョマ〜ン”のフレーズが耳に残る曲『MACHO MAN』ペット・ショップ・ボーイズのカバーも有名な『Go West』ピンクレディー『ピンクタイフーン』でお馴染みの『In The Navy』、ヴィレッジピープルの誕生をフィクションで描いた映画ミュージック・ミュージックの表題曲『Can't Stop The Music』などなど、ホントに名曲ばかり。

プレゼントすると、「なんとなく買ってくれるような気がずっとしてたわ。早速聞くか。」と相変わらずの父。まぁ、誕生日だからと言って、今頃かしこまって感謝とか丁寧にされても困る。

ヴィレッジピープルの力のみなぎるアグレッシヴな曲が父の運転する車で響いていました。

 

 

以上

 

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